2歳11ヶ月児、今までで一番の手抜き弁当への反応
娘が通っている保育園で、月に一度の「お弁当の日」がありました。
のりごはん、ミートボール、リラックマかまぼこ、ゆでブロッコリー、ミニトマト、アンパンマンポテト(かまぼこの下にかくれてる)。
保育園に通うようになってもうすぐ2年、
諸般の事情により今までで一番の手抜き弁当です。
娘の好物を入れてはいるけれど、ちょっと申し訳ないような気持ちもあり。
せめてかわいくなればと海苔をハートに抜いてみましたが…湿気でよれてるし(笑)
お迎えのとき、いつもお弁当の感想を聞いています。
どうだった?
どのおかずがおいしかった?
今回はちょっとドキドキしながら。
するとわたしの質問に対する娘の答えは、
「おべんとう、さいこーだった!」
「んっとねー、みーとぼーる と かまぼこ がおいしかった!!」
…ですって。
手抜きお弁当、大好評!!!
そんなものですよね~。
スピード重視のお弁当だからって愛情がないわけではもちろんなくて、負い目を感じる必要もまったくない。
まだまだ駆け出しワーキングマザーなわたしは、自分の中のどこかから湧いてくる余計な後ろめたさに振り回されますが、娘の反応に学びがありました。
「まま、おべんとう ありがとう」
ちゃんと伝わってるみたいです。
情報とうまく付き合うとどんないいことがある?~堀潤さん講座「大人の社会科」司会を終えて~
ジャーナリストと学ぶ大人の社会科 第1回「ニュースの言葉を知ろう」
2017年1月21日 浦安市堀江公民館
中央:堀潤さん(講師)、左:三木恵(司会)、右:はくのともえさん(コーディネーター)
浦安市堀江公民館主催「大人の社会科」第1回、堀潤さん(8bitNews代表、元NHKアナウンサー)の講座の司会をさせていただきました。
会場には小学生から70代の方まで、満員御礼!
前半は2017年注目のニュースの解説、後半は堀さんへの質問コーナー。
堀さん、とても情報量の多いパワフルな講義&回答をされていて、当日早朝までトランプ大統領就任式の実況放送をしていたとは思えませんでした。
本当に、行動力の塊のようなお人だといつも思います!
講義の最初に堀さんが紹介されたのは「POST TRUTH」という言葉でした。
2016年、イギリスの「Word of the Year(今年の単語)」にも選ばれた言葉で、
真実よりもイメージや感情が影響力をもつ
という状況をさすものです。
例として挙げられたのが、トランプ米大統領の写真。
わたしたちがメディアで目にするトランプ大統領は、険しい表情、威圧的・挑戦的な身振りのものばかりで、繰り返し見ているだけでイメージが刷り込まれていきます。
ですが、トランプ大統領だって当然笑顔になることもあるわけですよね。
堀さんはトランプ氏の恐ろしい表情と穏やかな笑顔の写真を並べて見せてくれました。
なにが真実で、なにがイメージなのか。
わたしたちは簡単に混同してしまいます。
それは仕方のないことですよね(場合によっては、わざと混同させようとする人もいるわけですし)。
混同してしまうものだという前提をまず意識して、そこから考え始めないといけないのですね。
講座には小学生の子どもたちも参加していて、堀さんのお話を一生懸命メモしていました。
司会席からその様子を見ていて、彼らと一緒に、わたしたち大人も学び考え続けなくてはならないと改めて感じました。
最後に、会場から堀さんへの質問のひとつと、それに対する堀さんの回答をご紹介します。
質問:「情報とうまく付き合えるとどんないいことがありますか?」
堀さん:「選択肢が増えます!」
「選択肢が増える」…
そう、情報の見方がわかったからと言って自動的に人生が変わるわけではないのですよね。
選択肢が増える「だけ」とも言えるかもしれません。
結局は、そこからどんな行動をするか。
だけど、情報とうまく付き合うことができないと、選択肢が少なく、行動そのものが(知らないうちに)制限されてしまい、
何かに流されるばかりの人生を送ることになりかねない、ともいえます。
わたしはそれがとても恐ろしいです。
わたしの場合、その恐ろしいという感情こそが、ときに面倒さを感じながらもあふれる情報と向き合おうとする一番のモチベーションになっているように思います。
***
この講座は3ヶ月連続企画です。
第2回、第3回も充実したものになることまちがいなしなので、ぜひご参加くださいね!
第2回「想像力のスイッチを入れよう~情報に踊らされないための、4つの<?>~」
2月25日(土)
講師:下村健一さん(慶應大学別招聘教授/元TBSアナウンサー)
第3回「何が起きていて、何ができる?~被災地や中東を見つめてみよう~」
3月25日(土)
講師:安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト/ニュースコメンテーター)
会場:浦安市堀江公民館
※安田菜津紀さん写真展「写真で伝える世界の今」を1Fロビーにて同時開催
詳細はこちら
第2回、第3回も司会をさせていただきます。
会場でお会いしましょう!
北海道の司会者の晴れ舞台といえば…
北海道の司会者は、○○の司会をやって一人前。
と、かつてお世話になった事務所の社長(現役司会者)に言われたことがあります。
○○、というのは…
さっぽろ雪まつり!!
ありがたいことに、わたしもご指名いただいたことがあります。
そろそろ雪まつりの時期だなーと思って探してみたら、古い写真ですが、ありました。
この写真は2008年の大通西5丁目会場でのもの。
オーロラ色に照らされた巨大氷像のステージで、ライブの進行をしました。
左端のマイクを持っているのがわたしです。
顔がぜんぜん映ってませんが…。そして、もっこもこ(笑)
これは夜のステージだったから本当に寒くて、たぶんマイナス15℃とか、もしかしたら20℃くらいだったかも…。
お客さまも出演された歌手のみなさんも大変だったと思います。
でもライブはとても盛況で、しかも改めて写真を見ると歌手のみなさん衣装が薄着!プロですね~~
無事にステージが終わったあとに、応援に来てくださった元某局プロデューサーのHさんがおでん屋さんに連れて行ってくださって、そこで食べたタチ(白子)がしみじみおいしかったことを覚えています。
こちらはさとらんど会場のオープニングセレモニーの司会をさせていただいたとき(毎年、雪まつりには複数の会場があります。現在はさとらんどでは開催されていません)。
さとらんどは巨大な雪の滑り台、迷路など、ファミリー向けの会場でした。
同じ雪まつりでも大通西5丁目のライブとは全然ちがう雰囲気ですよね。
このときは、朝は快晴だったのに、オープニングセレモニーが始まるとだんだん雲行きがあやしくなっていき、ステージ後半のクイズ大会やプレゼント抽選会は猛吹雪のなかで進行したことを覚えています。
司会者としては、寒いというより、口の中に雪が入りまくるのがつらかったです…
でも、会場に遊びに来た子どもたちがたくさん参加してくれて、とっても楽しい時間でした。
あとは、写真はありませんでしたが、区が一体となって東区会場(当時のさとらんど会場)を盛り上げるために結成された「ひがしく雪まつりウェルカム協議会」の決起大会の司会もさせていただきました(これは屋内、東区役所が会場でした)。
参加・協賛団体のみなさんが100人ほど、区のキャラクター「タッピー」、上田文雄札幌市長(当時)など、一丸となって盛り上がりました。
会が終わったあと、上田市長が「よかったよ!」と言いながら握手を求めてくださったのがとてもうれしかったです。
真冬の北海道で屋外イベントの司会をするのはたしかに大変なんですが、道産子の喋り手としては経験できて本当によかったです。
ダウンを何色にしようとか、靴用カイロは何個用意しようかとか、冬の屋外ならではの準備もけっこう楽しかったですね。
(雪まつりのステージに連日出演する司会者さんのクローゼットには、7色のダウンコートが揃えられているとかなんとか…)
日本中、世界中からお客さまが集まるさっぽろ雪まつり。
あのとき同じ時間を過ごした方が、雪まつり楽しかったな、また行きたいな、と思ってくれてたり、本当にまた来てくれてたりしてたら、うれしいなぁ。
写真を見ながらちょっと思い出にひたってしまいます。
司会者が考える「結婚式の司会者の選び方」
結婚式の司会者は式場によって指定されている場合もありますが、数人から選べたり、フリーの方にご自分で依頼をする場合、
どんなひとに司会をお願いしたらいいんだろう?
と、かなり迷われるのではないでしょうか。
イベント関係のお仕事をしている方でない限り、クライアントとして司会者と関わる機会は結婚式以外にあまりないですものね。
司会者を評価する基準はたくさんあります。
- 経験
- 声のよさ
- 親しみやすさ
- 話のわかりやすさ
- 言葉づかいの美しさ
- 容姿
- ブライダルに関する知識
- キャラクター
などなど…
どれも重要なのは間違いないですよね。
どんな結婚式にしたいかにもよりますし、他にもまだあるでしょう。
でも、結婚式含めイベント司会者でもあるわたしが「一番重要なポイント」をあげるとしたら、
「結婚式は新郎新婦にとって一生に一度のものだ」
ということを本当に理解しているか?
だと思います。
司会者はしょっちゅう「特別な日」に立ち会います。
それこそ毎週、人によっては週に何回も。
でも、新郎新婦にとっては一生に一度の本当に本当に特別な日。
仕事として慣れてしまわず、その日を新郎新婦にとって人生で最高の1日にするという想いを、どれだけ強く持てるか。
これが一番重要であると考えています。
司会者の立場でいえば、仕事は仕事なので、「慣れない」ことは難しいです。
でも、それでも慣れてはいけないんですね。
参列者の立場でいえば、友人の結婚式に参加したとき、「慣れている」もっというと「流している」司会者をたくさん見てきました。残念なことですが…。
なにをもって「一生に一度のものであることを本当に理解している」とするのか、定めることはできませんが、
司会者と新郎新婦で「一生に一度」のイメージを共有できていると感じられることが大切です。
それさえできていれば、ちょっと言いよどんだところがあったとか、たとえ細かいミスがあっても気にならないとすら思います。
(もちろん自分が司会をさせていただくときは細かいミスもないように努めますが…)
司会者は話して進行するだけでなく、場をつくる存在です。
その場が新郎新婦にとってどんな価値をもつのか、理解し、寄り添い、その価値に向かって全力を尽くしてくれる司会者と出会えるといいですね。
一般的に司会者は結婚式の2カ月前には決めましょうとされています。
人気の方ならもう少し前のほうが安心ですね。
今年の6月にジューンブライドを考えている方なら、今は5カ月前ですから、そろそろ具体的にイメージし出す頃でしょう。
どんなお式にしたいかまとまってきたら、司会者選びの際に、ぜひ参考になさってくださいね。
「この人の話を聞いてみたい」と思ってもらえる自己紹介のコツ
先日、自己紹介について書いた記事の評判がよかったため、第2弾をお届けします。
※先日の記事はこちら
今回はもう少し踏み込んで、自己紹介の内容についてです。
セミナー会場、異業種交流会、飲み会など、大人数の前で自己紹介をしたあと、
「この人の話をもっと聞きたい!」
「あとで話しかけてみよう!」
と思ってもらうためには、どんな自己紹介をしたらいいのでしょうか?
答えは、
「あなたに話しかけるメリットがある」
と感じてもらえる自己紹介です。
人間は、自分がすでに興味のあることか、得になることしか聞きません。
初めて会った人の「興味のあること」を想像するのは難しいです。
会場全体のテーマになっていることや、普遍的なテーマ(女性にとっての美容など)であれば想像がつくこともありますが、他の人の自己紹介と差別化するのが難しいですね。
それに「自分から話しかける」というエネルギーを使うことを相手に求めるなら、「興味のあること」より「メリットのあること」のほうが動機として強いため効果が期待できます。
メリットというと直接的な感じがしますが、なにも、あなたと知り合いになると物がもらえるとか安く買えるとか、そういう情報が必要だというのではありません(そんな自己紹介、あやしい!!)。
あなたと話すと自分の仕事に役に立つ話が聞けそう、
新しい情報を得られそう、
自分が問題意識を持っていることについて意見を聞けそう、
そんなふうに思ってもらえる自己紹介をしましょうということです。
もう少し具体的に考えてみます。
例えばわたしが、様々な業種の方たちの名刺交換を目的とした交流会で自己紹介をするとします。
自分の職業について、
「ナレーターです。
最近はWeb上の動画に使う音声を収録することが多いです。」
と説明すると、どうでしょうか。
制作会社の方や、趣味で映像を撮っている方、会社勤めをしながらナレーターや声優を目指している方には、これだけでも興味をもってもらえるかもしれません(わりと珍しい職業なので、それだけでおもしろがってもらえる可能性はあります)。
でも、どう考えても興味をもってくれる人は少なそうですよね。
では、こちらはいかがでしょうか。
「ナレーターです。
最近はeラーニング教材の音声のご用命が多く、
先日はプログラミングを教える動画のナレーションを担当しました。
わかりやすい読みだとご好評いただき、
毎日たくさんの方に視聴していただいているそうです。」
「eラーニング」「プログラミング」「わかりやすい読み」というキーワードが入ったことで、
「うちの会社でも教材を作りたい。どうやったら作れるのか聞けるかな」
「プログラミングを教える動画って、どこで見られるのか知りたいな」
「社内イベントで進行役をするんだけど、話し方のアドバイスをもらえないかな」
など、メリットを連想してもらいやすい内容になりました。
ナレーターと直接関わりのある方だけでなく、教育系の方、IT系の方、人事の方、総務の方など、興味を持ってくれる方の層がぐっと広がりますね。
このときのポイントは、仕事を「モノ」ではなく「ヒト」の軸で紹介することです。
「モノ」軸というのは、「ナレーターとして音声を収録している」という見方です。
「ヒト」軸というのは、「ナレーターとしてこんな人の役に立っている」という見方です。
ヒトとのつながりから自分の仕事を紹介すると、そのまま聞き手のメリットにつながりやすいです。
最後に、その場にいるどんな人に印象付けたいかによって提示するメリットを変えるとばっちりです!
上記の例では「eラーニングのナレーション」からメリットを提示しましたが、教育系でなくエンターテイメント系の方と繋がりを持ちたいと思っているなら、「映画宣伝用のナレーションをしました」とか、別の内容にしたほうがいいですね。
「この人の話を聞いてみたい」と思ってもらえる自己紹介をするには、
「あなたに話しかけるメリットがある」と感じてもらえる内容にすること。
繋がりをもちたい相手にあわせて、提示するメリットを変えること。
ぜひあなたのお仕事や状況にあわせてアレンジしてみてくださいね。
わたしたちは、わかりあえない。
いつも深く考えさせてくれるブログ「スズコ、考える。」に、コミュニケーションについて本質的な話題がありました。
先に「公共の場での授乳に関する投稿から考える、授乳室の現状とそれぞれの事情」という記事があり、その補足として書かれたのが上記の記事です。
公共の場での授乳の是非をめぐる問題から、個人が考えを述べるときに意識したほうがよい問題について述べられています。
具体的には、
「公共の場で授乳してもよい」と考える方が、
「公共の場で授乳するのはやめてほしい」と考える方に向かって、
「子供のいない人にはわからないよね」と言ってしまうのはタブーだ、という話です。
そうなんですよね、わからないんです。
でも、だからこそ「子供のいない人にはわからない」と言うのはタブー。
詳しくは、スズコさんのブログを読んでいただくとして。
わたしが書きたいのは「わからない」ということについて。
わかりあえないという前提をもてないと、日常のあらゆるコミュニケーションがうまくいきません。
でも、これが意外とむずかしい。
例えば仕事では、コミュニケーションミスをゼロにしようと考えていると余計にミスが起こるものです。
どんなに言葉を尽くしても、相手がその言葉を自分の意図通りに受け取ったかはわからないし、
相手のなかでだんだん意味が変化してしまうことだってあるし、
とにかく思い通りにはいかないです。
それなのに、
あんなに伝えたのに、どうしてわからないの?!
なんて考えるのは、まったく余計なストレスです。
報告したり連絡したり相談したり、進捗を確認したり、細かいことの積み重ねが大事だとされるのも、そもそもわかりあえないからこそですよね。
わかりあえないから、できるだけ近づけるように、すり合わせて、軌道修正して、進めていきましょうということ。
プライベートでも同じです。
自分の気持ちを「わかってくれるはず」と思い込み、それがかなわないと裏切られたかのような気持になってしまう。
わかってもらえると思うのがそもそものまちがいなんですよね。
自分だって、誰かのことをすべてわかるなんてことできないですし。
わからないということを前提にして、そのうえでできることを考えなくてはいけません。
コミュニケーションの目的というのは、わかりあうことではなく、
わかりあえないわたしたちが、どうにかして繋がりを見出すことなんだと思います。
繋がりを求めるときに忘れたくないと思うのは、以前こちらの記事で紹介させていただいたこの言葉です。
私たちはイスラームの人たちの内界を本当には知らない。分かってあげられない。しかし分かっていないことは分かっている。ウェスト夫人は私の見た限り、彼らを分かろうと聖人的な努力を払っていた、ということは決してなかった。彼らの食べ散らかした跡について、彼らのバスルームの使用法について、彼らの流す大音響の音楽について、いつも頭を抱え、ため息をつき、こぼしていた。自分が彼らを分からないことは分かっていた。好きではなかったがその存在は受け容れていた。
理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ。
(春になったら莓を摘みに/梨木果歩)
※強調筆者
わたしたちは、わかりあえない。
でも、受け容れることはできるはず。
ささやかな繋がりはその先にあるんじゃないでしょうか。
つらいことを前向きに受け止める方法
当たり前だけど生きていればいろんなことがあるわけで。
わたしの場合、十年二十年経っても忘れられないつらいことといえば、
小学生のとき、可愛い丸文字で「あなたのことが大嫌いだよ❤」と書かれたお手紙をもらった(しかも読んだときの反応を後ろでくすくす笑いながら見られていた)こととか、
家族が生死にかかわる大病をしたこととか、
鳴かず飛ばずだった修業時代、師匠に相談したら「君は頭がおかしい」と言われたこととか、
かと思えば数年後に45日間まったく休みなく喋る仕事をし続けたこととか、
そんななかでこっぴどくフラれて色々こじらせたこととか、
もちろんここに書けないもっとエグイこともあります…(笑)
つらいことがあったときは本当につらいのだけど、
わたしは表現や発信を仕事にしていることで本当に救われているなと思います。
なぜなら、ネタになるから!
今もこうしてブログに書いているし…。
「ネタ」というとなんだか印象がよろしくないですが、
「つらい経験をただ自分がつらいだけで終わらせず、生産的なアウトプットにする」と決めているということです。
転んでもただじゃあ起きないぞ、っと。
自分の経験を伝えたり、同じような経験をした人の気持ちを考える手掛かりにしたり、経験から考えを深めたり発展させたり。
重要なのは、自分の中だけで留めておかないこと。
誰かに向かってアウトプットすることで、本当に昇華していくのだと思います。
「誰か」というのは、大勢でも、1人でもいいんです。
わたしは表現や発信の仕事をしているからと書きましたが、仕事でなくても、身近な人のために自分のつらい経験を活かそうと話すだけで、
つらいことはただのつらいことではなく、より価値のある経験になります。
(表現の仕事をしているとつらいことを活かす機会が多いというメリットはありますね)
そんなふうに違う意味を見出すことができれば、
起きてしまったつらいことを前向きに受け止められるようになり、
今後起きるかもしれないつらいことにも過剰な心配をしなくて済むんじゃないでしょうか。
つらいこと、と一括りにするのはあまりに乱暴ですが、
生産的なアウトプットによって現実の捉え方が変わることは間違いありません。
現実はいつだって自分のフィルターを通してしか見ることができません。
表現や発信というアウトプットは、そのフィルターを更新する力があります。
***
どうして急にこんな話を書きたくなったかというと、実はいまプライベートがちょっぴり大変な状況にあるんです~。
家族が前に進むための大変さなのでモチベーション高く乗り越えていけそうですし、
例によって後日ネタにする気満々なのですが(この話はあらためて記事にしますっ)、
現実的な苦労はこまごまありまして…。
そんなときに、たまたまメールでご連絡くださった逢沢ゆずさん。
ゆずさんは情報発信のブランディングなどを教えられている起業家さんで、わたしは昨年、1日講座でお世話になりました。
わたしがメール返信にちらっと今の状況にふれたところ、ゆずさんはこんなふうにコメントしてくれました。
大変な環境もポジティプに捉えるところ、さすがです!!)^o^(
う、
うれしい…!!
(あと、この顔文字を選ばれるセンスが好きです(笑))
ネタになるとはいえつらくないわけではないので、こんなふうにさらっと言っていただけて励みになりました。
やっぱりポジティブに捉えることって大事だよね、このままがんばろう!と思えたんです。
…ということで、わたしは一生、つらいことを前向きに受け止める方法という側面も持つ「転んでもただじゃ起きない表現&発信活動」を実践し続けますので、なるほど~と思ってくださった方はぜひお試しください。
友達に話すでも、Facebookに書くでも、ただの愚痴でなく「生産的な話」にするのがポイントです!
※それにしても、メールのたったひとことでこんなふうに「あっ、このことブログに書こう!」と思わせてくれる影響力。
起業、しかも広報やブランディングで、という方は短いメールでもちがうなと思った次第でありました。