声と言葉とワーキングマザー

司会の仕事、演劇、ITベンチャー勤務で学んだこと、WM生活を発信します。

【すぐに使える】プレゼンで印象に残したい言葉を強調する方法

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プレゼンテーションの目的は、話し手のメッセージを伝え、聞き手の心を動かし、行動を起こしてもらうことです。とりあえずプレゼンし終えたけれど反応がいまいちだな…と感じるときは、ただ「話しただけ」で終わってしまい、「伝える」ことができなかったのかもしれません。

メッセージを伝えるための、一番簡単で、今すぐ使えるコツは、「喋らない」ことです。

…プレゼンなのに、喋らないことがコツ??

奇をてらおうとしているわけではないんですよ。プレゼンに限らず「喋って伝える」とき、「喋らない」ことはとても重要なんです。喋らないポイント、つまり「間」の使い方で、言葉を聞き手の印象に残し、心を動かすきっかけにできます。

そもそも、話している途中で言葉を強調する方法は、基本的に3つしかありません。

 

1.大きな声で言う
2.高い声で言う
3.間をあける

 

この3つを組み合わせたりアレンジすることで話に抑揚をつけ、聞き手の理解を助け、印象に残していきます。

そして3つの中でもっとも大切なものが、「間をあける」です。
これが一番使い勝手がよく、しかも効果的です。ただし、他の2つよりちょっとだけ難しいかもしれません。
間をあけるということは、その部分を「喋らない」ということです。プレゼン中に人前で注目を集めている状態で喋らないのは、実は喋ることよりも大変です。でもそこをあえて喋らない、ぐっとこらえて間をあけるからこそ、その次に出てくる言葉を強調することができます。

まずは、プレゼンの中でこれだけは伝えたい!という言葉やポイントを決め、その部分を話す直前に、言葉を切ってみてください。しっかり口を閉じて、喋るのを完全にやめてくださいね。
2秒、3秒、場合によっては10秒でも!長すぎるかな?と思うくらいでも、話し手が堂々としてさえいれば、聞き手は意味のある間だと解釈し、集中してくれます。


勇気を出して、間をあけてみてください。
「喋らない」、ただそれだけで、あなたのプレゼンはぐっと「伝わる」ものになります!