声と言葉とワーキングマザー

司会の仕事、演劇、ITベンチャー勤務で学んだこと、WM生活を発信します。

コンビニで迷子になっている言葉たち

f:id:mikimegumi:20161205061632j:plain

今日駅で立ち寄ったコンビニの店員さんは、きちんとわたしに向き合って顔を見てから「ありがとうございました」とお辞儀をしてくれました。
変な話ですが、おおっめずらしいな、と思いました。
 
よくコンビニを利用しますが、「ありがとうございました」も「いらっしゃいませ」も「〇〇円です」も、顔を見て言ってもらえることは少ないです。
顔を見ないどころかまったく別の方向を見ていたり、身体ごと別の方向を向いていたり。
 
ひどいときは、品物を受け取ったわたしが「ありがとうございました」と言っても、店員さんはすでに他のことをしていて無言。わたしが店を出て行くときにやっと「ありがとうございました〜」と言われたり。
 
いったい誰に言っているんだろう…と思います。
気持ちが入っていない空っぽの言葉がふよふよと店内を漂うばかり。わたしには届かず迷子のまま消えていきます。
 
 
わたしがコンビニに求めているのは「便利さ」「手軽さ」なので、そのような接客をされても「このお店にはもう行かない!」とは思いません。
用事があれば何度でも行きます。
 
でも、もし店員さんが「コンビニの接客なんてこんなもんでしょ」とか「挨拶くらいどうでもいいでしょ」と思っているのなら、
学生のアルバイトさんであればその後の社会人生活で確実に苦労するし、
社会人のアルバイトさんであればきっとすでにその考え方のために損をしているはず。本人が気づいているかどうかは別としても。
 
でもお客さんは繰り返し利用するので、気付く機会はあまりないのかもしれませんね。
 
マニュアルにはどんな風に書いてるのかな、トレーニングはどうなってるのかな、なんて考えています。余計なお世話というよりは純粋な好奇心ですね…。
 
 
今日もコンビニには迷子の言葉がたくさん。
 
わたしはコンビニに行くたびに、自分は日ごろ相手にきちんと言葉を届けられているかな?と振り返ることになります。