声と言葉とワーキングマザー

司会の仕事、演劇、ITベンチャー勤務で学んだこと、WM生活を発信します。

【すぐに使える】電話に出るのが苦手!暗~い応対になってしまう方へ

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電話応対、得意ですか?

できる限り電話で話したくないという方、
自分からかけるのは心の準備ができるからいいけれど、かかってくる電話に出るのは苦手、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

電話応対の声を明るく感じのよいものにするためには声に表情をのせるとよい、そのためには口角をぐっと上げて話しなさい、なんて言われることがあります。

でもそもそも電話が苦手で楽しくなんかないのに、口角だけあげたってうまくいかないものです。
口角を意識しすぎて不自然な声になったり、変な喋り方になったりしては、かえって電話に対する苦手意識が強くなってしまいます。


そこでおすすめなのが、デスクにかわいいぬいぐるみを置くこと!!

そんなことかよ!って思わないでくださいね。
これは本当に効果があるので、ぜひ試してみてください。

プーさんとかリラックマとか、愛くるしいやつがいいです。
ぬいぐるみが置けない場合は、家族やペットの写真でもいいです。デスクの引き出しに入れておいて電話のときだけ出すのでもOK。

精神的に落ち着く…
という効果もあるかもしれませんが、わたしがおすすめするのは、好意を持てる「相手役をおく」という意味からです。

電話でのコミュニケーションが難しいのは、「声だけで伝えなくてはならない」点もですが、実はそれ以上に「相手が目の前にいない」点です。

誰に伝えているのかわからない。
どんな人なのかわからない。
どんな反応をしているかわからない。

わからないだらけだから怖いし不安だし下手したら不信感を抱きながら話してしまうんですね。

さらに相手の存在感が希薄なため、こちらの話し方も、相手の顔を見ながら話している場合よりも省エネになりがちなんです。

相手にネガティブな感情を持っているうえ、覇気のない喋り方。
これが、電話応対で「暗い」「怖い」と言われてしまう理由です。


逆に言うと、明るく感じのよい電話応対をするには、
相手にポジティブな感情を持って、生き生きと喋ればいいということです。

相手にたっぷりの好意をもって話しましょう。
顔が見えないぶん、「たっぷりの」好意でなくてはいけません。
好意をもって、相手の話を聞きたい、役に立ちたいというスタンスで話せば、自然と生き生きした話し方にもなります。

だからまず視覚的に相手を置くこと、そして無理なく自然に好意的な気持ちになれる、愛くるしいぬいぐるみとか、家族やペットの写真を電話の相手に見立てて話すのがいいんです。


1日中電話応対をする(しかもクレーム対応も多い)コールセンターのオペレーターさんは、家族や恋人の写真をデスクに置いている人が多いそうです。

オペレーターさんは電話応対が苦手なわけはありませんが、毎日大量の電話を受けていると、だんだん疲れが出てきますよね。そのとき、電話の向こうの相手に見立てられる存在があることで、相手の存在をリアルに意識でき、丁寧な対応をし続けられるのですね。

ナレーションやラジオの収録などでもスタジオにぬいぐるみを持ち込んだりします。伝えるべき相手の顔が見えないという点では、電話と同じだからです。相手役を置くことで言葉に感情がのり説得力も増すようです。

わたしも毎朝のラジオ番組を担当していたとき、お世話になった人からいただいた白いプードルのぬいぐるみを連れていっていましたよ。3年続けていたらいつの間にかグレーのプードルになっていましたが…。


対面でのコミュニケーションだって難しいのに、声だけでのコミュニケーションが難しいのは当然です。

苦手だなーと思いつつイマイチの電話応対をすればするほど、苦手意識は強くなるばかりです。

かわいい相手役の力を借りて、明るく楽しく電話で話せるようにしちゃいましょう。