【すぐに使える】繰り返しの読み聞かせがつらくなくなる方法<手抜き編>
子供は同じ本を何度も読むのが大好き。
1冊読み始めたら次はこれ、次はそれ、と続けて読むのも大好き。
読み聞かせを延々とするのがつらい時は「自分の表現力を鍛える訓練のつもりで読む」、子供のためでなく自分のために読むのがおすすめ!という記事を書きました。
でも、読み聞かせって頻繁にやるもの。
うちは毎晩の寝かしつけで読み聞かせしています。時間にして30分から1時間。
正直、毎日毎日訓練してられるか!
とも思います…。
なのに「訓練のつもりで読む」という記事だけ書いているのはちがうだろ!と思いまして、今日は同じテーマで<手抜き編>を。
疲れた。眠い。調子が悪い。なんだか気分がのらない。
でも自分以外に読む人もいないし、できれば読んであげたい気持ちもある、というときにわたしが使っている「読み聞かせ手抜きバリエーション」です。
1.ざっくり間引いて読む
いきなり本気で手抜きですが、絵本の文章を部分的に省いて読んじゃいます!
文章が長めの絵本向けの方法です。
たとえば今の季節にぴったりな「ぐりとぐらのおきゃくさま」の一節だとこんなかんじ。
<原文>
はやしの いりぐちに、ゆきだるまが たっていました。
ゆきだるまの うしろには、いえが 1けん あって、
えんとつから けむりが でています。
あしあとは、この いえの ドアの まえで きえていました。
「ずいぶん、とおくまで きたような きがするなあ」
と ぐりが いうと、ぐらが、
「だけど、なんだか みたことのある ばしょだね」
と いって、2ひきの のねずみは、
「おや おや」と、めを こすりました。
「ここ、ぼくたちの うちじゃないか」
(ぐりとぐらのおきゃくさま/なかがわりえこ と やまわきゆりこ)
<ざっくり間引くと>
はやしの いりぐちに、ゆきだるま。
そのうしろには、1けんのいえ。
あしあとは そこで きえています。
「ずいぶん、とおくまで きたきがするなあ」
「だけど、なんだか みたことあるね」
「おやっ、ぼくたちの うちじゃないか」
半分くらいまで減らしちゃいました。
間引きながら読むのはそれなりに頭を使いますが、1冊読み終わるまでの時間がかなり短くなります!
2.ねずみさんの声で読む
「今日はねずみさんの声で読みまーす!」と宣言し、小さい声で早口で読んじゃいます!省エネであんまり疲れないし、意外と子供もおもしろがってくれます。
ひよこさんの声とか、虫さんの声、でもいいですね。
3.眠い声で読む
時間も遅くて自分も本気で眠いときは、眠いことを隠さず眠そうな声のままで読んじゃいます!ゆーっくり、のーんびり、途中であくびが出ても気にしません。
絵本の登場人物もみーんな眠い設定にしちゃったりして。
読み聞かせが延々と続いてしんどいときにやります。わたしが眠いようなときは、子供も実は眠いんだけどタイミングをつかめずにいるだけのことが多いです。
ママが眠そうに喋っていると、子供も眠っちゃったりします。
4.適当にお話をつくって読む
わたしは目がすごく悪く、コンタクトやメガネなしでは絵本の文字はまったく見えません。
そこであえてメガネを外して、絵の雰囲気だけでなんとなーくお話をつくりながら適当に読んじゃいます!
お話をつくるまでいかなくても、絵を解説してるだけ?なことも。うさぎさんだねー、走ってるねー、あ、カメさんが出てきたねー。みたいな…。
即興なので元の物語ほどふくらまず、結果的に短くなります。
たまに盛り上がりすぎてむしろ長くなることもあるのが難点ですが、文字を追うよりリラックスして話せるので疲れにくいです。
以上です。
わあ、怒られそうな気がする!誰かに!!
特に間引くのは作者の方に申し訳ないなーと思うけれど、普段はちゃんと読んでいるので許してください!
…でもね、
読み聞かせをまじめにやりすぎて、つらくなって、読み聞かせするのがいやになって、読み聞かせしなくなっちゃうよりはいいと思うんです。
わたしなりの手抜きのこだわりは、遊び心を忘れないこと。
遊び心がないと、しんどいのにいやいや読んでる感が出ちゃいますからね。
とにかく続けることが一番。
楽しく手抜きして続けましょ。と、思ってます。