わたしがショップ店員さんを信頼した一言
パンツに合わせるコートが欲しくなり、何着か試着してきました。
ライダース風、ミリタリー風、バイカラーの細身のコート、など。
わ~軽いですね、見た目よりあったかいですね、など、店員さんと楽しくおしゃべりしつつ、結論としては、最初に着てみたバイカラーのコートがいいかな?と感じました。
わたしが「これが一番似合う気がする」というと、
店員さんは「わたしもそう思います~」と答えてくれたあと、
「お客さまはポケットがあまり外側に出ていないデザインのほうがお似合いになるみたいですね」と。
ポケット?
たしかに、わたしにはちょっと違うかな?と思ったコートは、どれもポケットが目立つデザインでした。
一番似合うと思ったコートは、ポケットの口がステッチされているだけ。
そうか、ポケットが目立つとカジュアル度が増すんだなぁ。
そしてどうやらわたしにはあまりカジュアルすぎないデザインのほうが似合うようです。
漠然と「これが似合う」というものは自分でも選べたけれど、
それが「なぜ似合うのか」、他のものが「なぜ似合わないのか」までは言われるまでわかりませんでした。
「ポケットのデザインが似合うかどうかのポイントのひとつである」というとても具体的なコメントをくれた店員さん。
さすがプロ!と感動しちゃいました。
そして、またこのお店で欲しいものがあったらこの店員さんに一緒に見てもらいたいなぁ、とも思いました。
単純なやつだなぁと思いますか?
いやいや、けっこうそんなものなんじゃないでしょうか。
たった一言で心を動かす、
言葉とはそういうものだと思います。