声と言葉とワーキングマザー

司会の仕事、演劇、ITベンチャー勤務で学んだこと、WM生活を発信します。

「さすが喋りのプロの娘」と言われる理由?2歳児との会話で心がけている唯一のこと

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 母と妹とのランチの帰り、タクシーでぐっすり眠ってしまった娘。

実家は店舗の上にあるため、3.5階まで階段…!!

15.6㎏の娘を抱っこして上がったら息が切れ、布団に寝かせる前にソファでひと休みしているところです(笑)

重くてしんどいけど、安心しきって寝息を立ててる姿が愛おしいんですよね~。

 

 

娘はいま2歳11か月なんですが、ずいぶん前から、

言葉が早いね、さすが喋る仕事をしている人の子供だね、

などとよく言っていただきます。

(わたしの仕事を引き合いに出してほめられるのは、正直すごーく嬉しいです!!)

 

そして、このお正月には親のわたしも驚くような会話のやりとりがありました。

 

元旦の朝、夫の実家でのことです。

お雑煮の支度をしてくれていた義母が娘に、「お兄ちゃん(義弟)に、おもち何個?って聞いてきてくれる?」と頼みました。

娘は「うん!」と言って、自室にいる義弟のもとへ。

そして義弟の部屋からダイニングキッチンの義母にむかって大声で、

「にこだってー!!」

と答えたのです。

 

このときは、すごいね~!とは言いつつ、義弟が娘に「2個、って言ってね」と言ったのを繰り返しただけかも?と思ったのですが…

 

翌日、1月2日の朝。

このときもお雑煮を食べたいということになり、また義母が支度をしてくれ、娘に同じように頼みました。

「お兄ちゃんに、おもち何個?って聞いてきてくれる?」「うん!」

娘は義弟の部屋へ。

そして今度は、ダイニングキッチンへ戻ってきてから、

 

「おにいちゃん、に、っていってたよ」

 

と、報告してくれたのです。

 

これは…完全に伝言役をまっとうしている!!

 

わたしも夫も驚きましたし、伝言を頼んだ義母が一番驚いていました。

義母は本当にメッセージのやりとりをしてくれるとは思っていなかったようです。

 

ふだんの娘からして、義母の質問「おもち何個?」を義弟に伝えるところまでは、できるだろうと予想していました。

でも、それに対する義弟の回答「2個」を義母に返すところまでできたのはびっくりです。

 

実は、このようなやりとりは娘にとって初めてではありません。

わたしはこれまでに何度も同じような頼みごとを娘にしてきていました。

 

「パパに、お昼なに食べたい?って聞いてきてくれる?」

「パパに、今日はどこに行くの?って聞いてきてくれる?」

など。

 

そのときも娘はパパに伝えるところまではできていましたが、パパの回答をわたしに伝えることはできていなかったのです。

「パパ、なんて言ってた?」と聞いても、

「んー、なんだっけ」「わかんない」「わすれちゃった!(てへっ)」など。

 

そんないきさつがあったため、元旦と2日の「おもち何個?」「にこ!」で、ついにこれまでのやりとりが実を結んだ!!と嬉しくなりました~。

機会をつくってくれた義母にも感謝です。

 

 

さて、なぜわたしが普段から娘に伝言を頼んでいたかというと、

わたしが娘に話しかけるうえで一番心がけていることが関係しているんです。

それは、

 

「子供だからどうせわからないだろうと決めつけない」こと。

 

会話においてはできる限り大人と同じように接したいとは出産前から考えていました。

その理由は、自分自身が子供扱いした適当な受け答えをされるのが嫌いな子供だったことや、

司会やラジオの仕事でインタビューをするときに「相手の能力を勝手にみくびって話しては絶対にいけない」と学んだこと(当たり前のことなんだけど、そういうインタビュアーも多い)など、

プライベートと喋る仕事、両方の経験からくるものです。

 

そして、「子供だからどうせわからないだろうと決めつけない」ほうがいいらしいということは、本やネットの記事などでも見たことがあり、

育休中から通い始めたベビーくもんの先生にも「三木さんのその方針は、娘さんの言葉の発達にとても良いと思いますよ」と言っていただけたため、

娘の反応に関係なく、今の娘がわからないことであってもとにかく説明する、難しいかな?と思う会話でも振ってみる、ということを、

3年弱ずーっと続けています。

 

子供の言葉が出るスピードはそれぞれだし、わたしや周囲の話しかけ方だけが影響しているなんてことはあり得ませんが、

実際娘は誰からも「おしゃべりが上手」と言われる子に育っているため、

少なくとも悪いことでないのはまちがいないだろう、と考えています。

 

(娘に「おもち何個って聞いてきてくれる?」の伝言を頼んだ義母も、わたしと同じ考えだったってことですよね。

義母の子である夫も言葉は早かったと聞いています。)

 

2歳児を1人育てているだけのわたしが幼児教育について何か言おうなんて思いませんが、

このことについては、いつか2人目を育てる「未来のわたし」にぜひ伝えたいです。

 

子供の能力は親の予想のナナメ上を行きますね。

まあ、良くも悪くも、だったりはしますが…(笑)

 

これからも娘がどんなふうにわたしたちを驚かせてくれるのか、

2017年がますます楽しみになる「おもち何個?」事件でした!