声と言葉とワーキングマザー

司会の仕事、演劇、ITベンチャー勤務で学んだこと、WM生活を発信します。

「名前を覚えてもらえる自己紹介」の小さなコツ

f:id:mikimegumi:20170110125148j:plain

あなたは人の名前を覚えるのが得意ですか?

1対1ならまだしも、一度に大勢の人と会ったときはどうでしょうか。

 

飲み会でも、ビジネスの集まりでも、習い事でも、

何人もの自己紹介を続けて聞いたけれど、結局ぜんぜん名前を覚えられなかった…

なんて経験、ありますよね。

 

それって逆に言うと、

あなたが自己紹介をしたときにも、誰にも覚えてもらっていないかもしれない、ということ!!

 

誰の印象にも残らない自己紹介、って、悲しいけど意味ないですよね…。

たまたま隣の席に座った人くらいには覚えてもらえるかもしれないけれど。

 

せっかく大人数の前で自己紹介をする機会があるなら、気の合いそうな人やお互いプラスになる関係を築ける人と繋がりたいですよね。

じゃあ、あなたが自己紹介をしたときに名前を憶えてもらうにはどうしたらいいんでしょう?

すぐに使える、本当に本当の始めの一歩、

それなのに意外とみんなやっていないコツがあります。

 

それは…

「最初に名前を言わないこと」

 

自己紹介は「○○会社の三木です」のように会社名と名前から話し始めることが多いですよね。

でも、実はこれ、やめたほうがいいんです。

その理由は2つ!


1.周りの人の準備ができていない

2.あなたの準備ができていない

 

準備ってなんのこと?

自己紹介の内容はしっかり考えてあるけど…??

 

実は、自己紹介の内容以前に、ちょっとしたコツがあるんです!

ひとつずつみていきましょう。

 


1.周りの人の準備ができていない

周りの人=聞き手には、あなたの自己紹介を受け入れる準備が必要です。

 

何人もの自己紹介を聞き続けて疲れ始めているかもしれません。

前の人の自己紹介が退屈だったため、その場自体に興味が薄れているかもしれません。

 

人は自分が聞きたいこと、興味のあることしか聞いてくれません。

とにかくまず大事なのは、あなたに注目してもらうこと!

名前を憶えてもらいたいなら、聞き手があなたに注目していないうちに名前を言ってしまってはいけないのです。

 

 

2.あなたの準備ができていない

いくら自己紹介の内容を完璧に用意していたとしても、自己紹介を始めるその瞬間のあなたの身体は準備ができていません。

 

喋り出したら思っていたより声が小さかったり、のどがカラカラでうまく喋れなかったり、咳ばらいをしてしまったり…

喋り出しからきちんと通る声を出すのって、訓練された方でない限り、けっこう難しいんです。

 

そんな状態で、大事な情報である名前を言ってはもったいないですよね。

 

 

以上2つが、自己紹介で「最初に名前を言わないこと」をおすすめする理由です。

・相手の注目をひきつけて

・あなたの声の準備が整ってから

名前を言いましょう!

 

だからといって名乗る前に長々と喋るのも変ですから、名前の前に話すのは、挨拶やどこから来たかなどほんのひとことです。

 

「○○会社の三木です」ではなく、

「はじめまして。茨城県にある○○会社の三木です」のようにします。

 

普通ですよね!(笑)

自然にやっている方もいらっしゃいます。

 

ポイントは、言い方です。

名前が出てくるまで(「はじめまして。茨城県の○○会社の」)で聞き手の注目を集め、自分の声の大きさなど調子を確認、調整したいわけですよね(会社名も印象に残したいなら、「はじめまして」までで!)。

 

聞き手の注目を集めるもっとも簡単な方法は、「間をとること」です。

 

例えば、「はじめまして」をさわやかに言い切った後に少し間を置くと、聞き手は「おっ」と思って聞く態勢になってくれやすいです。

逆に、「はじめまして」から名前まで一息でぺらぺらぺら~っと流してしまってはまったく意味がないので注意!!

 

間をとったときに聞き手の反応をみて、聞こえてなさそうな人がいたらそのあとの声を大きくするなどの調整も行います。

 

話し始めに聞き手を意識することで、自己紹介全体を通して聞き手を意識して話せるという効果もありますよ。

 

聞き手の反応をみるというと難しく感じるかもしれませんが、その場にいる全員を見ることができなくても大丈夫です。

数人だけ、いえ、近くの1人と遠くの1人、あわせて2人だけでもいいです!

ぜひ意識してみてくださいね。

 

自己紹介は、名前を覚えてもらうなど印象を残さなければ意味がないのですから!

 


名乗った後はもちろん自己紹介の内容がものをいいますが、それについてはまたの機会に。

まずは始めが肝心なので、とっても簡単なこのコツ、ぜひ取り入れてみてくださいね。